白髪染めは髪を痛める?白髪染めのベストな頻度とホームケア方法

白髪染めは髪を痛める?白髪染めのベストな頻度とホームケア方法

白髪をカバーするのに使われている白髪染め剤。ヘアマニキュアが数週間で色落ちしてしまうのに比べ、髪の内部から染色する白髪染めは持ちが良いのが特徴。しかし白髪染めをやりすぎると「髪が傷む」「頭皮に悪い」なんて話も。実際のところはどうなのでしょうか?

白髪染めはやりすぎると髪が傷む?白髪染めが頭皮や髪に与える影響

まず白髪染めのメカニズムについてご説明しましょう。白髪染めは、2種類の溶液を直前にまぜて使います。混合液が反応して髪に作用し、色が入るしくみです。まず髪表面のキューティクルを開き、髪内部のメラニンを脱色します。そこに白髪染めの染料が浸透し、色を定着させることで、カラーが長持ちします。黒い髪は少し明るくトーンアップさせ、白髪は褐色に色付けします。すると黒髪と白髪の濃淡が目立たなくなり、全体としてうまく白髪をなじませることができます。

しかし白髪染めの「キューティクルを開いて脱色する作用」で、髪は確実にダメージを受けます。ウロコ状のキューティクルが乱れ、乾燥してパサつき、手触りが悪くなっていきます。さらに白髪染めを繰り返すことで、ゴワゴワな髪質になったり、チリチリに縮れたりします。

また髪だけでなく、頭皮にも影響を与えます。原因は混合液が化学反応を起こす際に発生する、活性酸素です。活性酸素が毛根にダメージを与え、薄毛や白髪を引き起こす場合があります。

そしてアレルギーの危険性も無視できません。白髪染め剤に含まれる「ジアミン」という成分が一定回数以上頭皮から吸収されると、アレルギーが発症すると言われています。

このように白髪染めによる髪や頭皮へのダメージは、決して避けることはできません。しかし老けて見られがちな白髪は、できるだけカバーしたいですよね。白髪染めのやり方に気を付けて、ダメージを最小限に抑えられるよう努力しましょう。

白髪染めの頻度はどれくらいがベスト?

一度脱色(ブリーチ)してから染色する白髪染め。比較的持ちが良いですが、やはり2~3か月すると全体的に退色が気になり始めます。明るくトーンアップした髪は色あせし、暗く染めた白髪は色落ちしてきます。そして新しく生えてきた根本の部分は、くっきりと白髪が目立つ状態になります。髪が伸びるスピードは個人差がありますが、およそ2週間も経つと根本の白髪がはっきりと見えてくるでしょう。

理想は、白髪が気になったらすぐに染め直したい。でも白髪染めは繰り返えして使うほど、髪や頭皮にダメージを与えます。もちろん髪への影響は、髪の長さにも関係します。ショートヘアとロングヘアでは、髪が生えてからカットされるまで、白髪染めされる総回数が違いますよね。ロングヘアの場合、毛先に近い部分は何度も何度も白髪染めされています。脱色作用により、中身がスカスカになるのは当然です。

また白髪染め作業には時間が必要ですし、お金もかかります。ですから2~3週間毎のリタッチ(根本染め)と、2~3か月毎の全体染め直しというペースが現実的かもしれません。

髪や頭皮への負担を考えるなら、基本はリタッチにして、全体染めは必要最低限にすること。白髪が目立ち始める40代以降は、定期的に美容院に通ったり、トリートメントなど毎日のお手入れで髪をケアしてあげることが大事ですね。

白髪染めは美容院がいい?ホームケアでも大丈夫?

髪や頭皮へのダメージを減らすなら、やはり白髪染めは美容院でしてもらうのが一番です。髪の太さや髪質によって染まりやすさに個人差がありますが、美容院ならその人に最適な配合で調合し、白髪染めによる髪へのダメージを最小限に抑えてくれます。また薬剤が頭皮に触れないよう地肌ギリギリに塗ってくれるので、頭皮へのダメージも軽減されます。

仕上がりの面でも、元々の髪色を生かしたカラーリングで、よりナチュラルに白髪カバーをしてくれます。色合わせが難しいリタッチも、プロならではのテクニックで色ムラなく美しく仕上げてもらえます。

しかし美容院での白髪染めは、けっこうお金がかかります。白髪染め剤の代金だけでなく、シャンプーなどの技術料もプラスされるからです。根本だけのリタッチでも全体染めと同料金の店が多いので、月に1、2度通うとなるとそれなりの出費に。経済的に余裕がなければ、美容院オンリーの白髪ケアは難しいかもしれません。

その点、ホームケアなら圧倒的に低予算で済みます。市販の白髪染めは、安いもので500円くらい。また美容院と違って、予約の時間に合わせなくていいのがメリットです。毎日仕事で忙しい人も、ホームケアなら思い立ったらすぐ、好きなタイミングで白髪染めができます。

ただしホームケアには、技術面での問題があります。鏡では見えづらい生え際や、細い髪の毛まできちんと塗るのは大変です。またできるだけ頭皮に薬剤が付かないように、根本ギリギリまで塗っていくのは至難の業です。間違った白髪染めを何度も繰り返すうちに、髪が傷んでバサバサになってしまったという話はよく聞きます。さらに白髪染め後の洗髪が不十分だと、染料が地肌に残ったままになり、頭皮のトラブルの原因にもなります。

美容院での白髪染めとホームケアは、どちらにもメリットとデメリットがあります。自分の生活スタイルに合った続けやすい方法で、無理のない白髪ケアを選びましょう。

白髪染めの上手なリタッチのやり方

自宅で上手にリタッチするには、いくつかコツがあります。

まず染め始めるまでの下準備が重要です。髪が絡まっていると作業がしにくいので、事前によくブラッシングして扱いやすい状態にしておきましょう。そして一番大事なポイントが、根本のリタッチしたい部分以外の箇所を、洗い流さないトリートメントやヘアオイルで保護しておくことです。自分で白髪染めをする場合、狙った場所だけに正確に薬剤を塗っていくのは難しいですよね。誤って多少はみ出ししまっても大丈夫なように、入念な前処理が肝心です。

そして白髪染めは、スピードが命です。セルフケアでよくある失敗が、塗る作業が長引いて、規定の時間以上に混合液を髪に乗せたまま放置してしまうこと。一番最初に塗りはじめた部分と最後に塗り終えた部分に時間差があると、色ムラの原因になります。白髪染めは、できるだけ塗りはじめから5分以内に済ませましょう。規定の時間を過ぎたら、速やかにすすぎとシャンプーをします。

さらに細かいテクニックになりますが、リタッチする根本2センチ程は、頭皮の体温の影響で、他より染まりやすい傾向にあります。もし根本5センチをリタッチする場合、可能ならば根本の2cmは残して3cm分だけ塗ってしまい、後で根本2cmを塗るという順番にすると、よりきれいに染めることができます。

白髪染めを洗い流す際にも、気を付けたいポイントがあります。洗い流すときすぐにシャンプーを使うのではなく、しっかりとお湯ですすぎを行ってから洗髪しましょう。まだ染料が定着していうちにシャンプーを付けると、きれいに染め上げることができません。カラーケア用の弱酸性シャンプーを選べば、幾分か色持ちが良くなります。少なくとも染料が安定するまでの1週間は、カラーケア用シャンプーを使うことをおすすめします。そして開いてしまったキューティクルを保護するため、洗い流さないトリートメントをつけてから乾かしましょう。

家で白髪染めをするならこの白髪染めがおすすめ!

家庭用の白髪染めには「髪にやさしい」「オーガニック成分配合」「地肌ケア」など、いろいろな商品が販売されています。しかしどの白髪染め剤も「キューティクルを開いて脱色する」作用があるため、結局は髪にダメージを与えることに変わりありません。香りがマイルドになっていたり、使い勝手良く工夫されていたりという程度の差です。白髪染めによる髪や頭皮へのダメージを減らすには、前章の「できるだけリタッチにする」「前処理をする」「放置しすぎない」「しっかりすすぎをする」の4つのポイントを徹底することが大切です。

白髪ケア商品は、白髪染めの他にもいろいろな種類があります。例えばハーブの作用で髪を染めるヘナカラー。天然成分で安全というイメージがあるかもしれませんが、じつはヘナ100%でない限り、髪や地肌への影響は白髪染めとあまり変わらないと言われています。ならばオールナチュラルのヘナカラーを選べばいいかというと、それはそれで問題があります。化学物質を含まないヘナ100%の白髪染めは、髪が染まるまで非常に時間がかかります。数時間から人によっては半日も塗ったままでいなくてはなりません。また一回使っただけではほとんど染まらなかったり、すぐに色落ちしやすかったり、黒には程遠い赤毛に染まってしまったり、なかなか扱いが難しくなります。しかしヘナが髪質にバッチリ合うという人もいるので、一度試してみる価値はありそうですね。

他にはコンディショナーやトリートメント感覚で使える、白髪染めトリートメントも最近人気です。使い方は入浴時に髪に塗って、しばらく馴染ませるだけ。一般のヘアトリートメントとほとんど変わりません。強力な白髪染めのように神経質にならなくてもいいので、手軽にホームケアをしたい人におすすめです。もちろん一回で染め上げる程のパワーはないので、毎日使ってゆっくり色付けていくことになります。また白髪染めトリートメントに脱色作用はなく、髪全体を明るくして白髪と馴染ませる使い方はできません。白髪トリートメントの価格は、だいたい一本数千円ほど。毎日の使用を考えると、それなりの出費です。

まとめ

早い人では20代から気になり始める白髪。髪や頭皮のトラブルを予防するためには、正しい白髪染め方法で、上手に白髪カバーをしたいですね。ホームケアの場合はダメージを減らす工夫をしたり、白髪染め剤以外の方法を併用してみたりなど、自分に一番合った白髪ケアを探してみてください。
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