足が臭くて靴を脱ぐのが怖い…足の臭いの原因と9つの対策法

足が臭くて靴を脱ぐのが怖い…足の臭いの原因と9つの対策法

足用のデオドラント製品、エチケットグッズはたくさんあるけれど、どれを試してみてもイマイチ効果が感じられない…。その理由は、におい対策の方向性が間違っているからかもしれません。足が臭うしくみを知って、今すぐ正しい対策を始めましょう!

なぜ足は臭くなるの?足が臭くなる原因

鼻につく、足のいやな臭い。その代表的なものが「疲労臭」と「ムレ臭」です。それぞれの特徴、発生する原因を解説します。

疲労臭

汗臭さにツーンとする刺激臭が混じった、疲労臭。その正体は、汗や皮脂に混じった「アンモニア」だそう。足には無臭のサラサラ汗を出す「エクリン腺」しかないと言われています。しかしストレスや過労などが原因で肝機能が低下すると、体内で発生したアンモニアが、尿以外の汗・皮脂にも多く含まれてしまうのだとか。

ムレ臭

足特有のムレ臭は、腐敗臭に似ていて、納豆やチーズのにおいに例えられることも。ムレ臭は「イソ吉草酸(キッソウサン)アルデヒド」という脂肪酸が原因だと言われています。イソ吉草酸アルデヒドは、表皮ブドウ球菌などの皮膚常在菌が、角質中にあるアミノ酸を代謝することで生み出されます。(皮膚常在菌は、健康な体に日常的に存在している細菌。健康維持に貢献したり、ときには害を及ぼしたり、私たちと共生しています。)
疲労臭の元であるアンモニアを抑制するには、日頃からストレスや不摂生に気を付けること。ムレ臭の原因となるイソ吉草酸アルデヒドを抑制するには、皮膚常在菌のバランスをくずさないこと、また悪玉常在菌のエサとなる、角質や汗の除去が有効だと言われています。

ただし足が臭い原因は他にもたくさんあり、複数の原因が複雑に関係し合っていると考えられます。また健康や環境だけでなく、体質的な条件も大きく影響しています。

足のにおいは除去できるの?

私たちが感じるにおいは、花粉よりもっと小さな物質が空気中に漂い、鼻の粘膜に付くことで認識されます。においを消す方法は、におい物質を洗浄したり他の物に吸着させたりして取り除く「脱臭」、におい物質を化学的に反応させて中和する「化学的消臭」、もしくは他のにおい物質でマスキングしたり他のにおいに変えたりする「感覚的消臭」の3タイプに分類されます。

脱臭について

アンモニア、イソ吉草酸アルデヒドなどのにおい物質は、足の皮膚表面だけでなく、爪や角質の奥深くにまで染み込んでいます。表面を洗うだけでは、すべてのにおい物質を除去することはできません。におい物質の発生を抑制しつつ、脱臭グッズなども利用して、継続的に対策を続けていく必要があります。また靴下や靴にもにおい物質がうつっているので、におい対策は足・靴下・靴の同時進行が不可欠です。

化学的消臭について

におい物質を化学反応させる消臭は、アルカリ性のにおい物質には酸性を、酸性のにおい物質にはアルカリ性を反応させて中和します。アンモニアは弱アルカリ性、イソ吉草酸アルデヒドは弱酸性なので、有名な重曹(アルカリ性)、ミョウバン(酸性)による消臭対策は、それぞれ逆の性質のものを使わなければまったく意味がありません。自分の足の臭いがどちらのタイプなのか、正しく把握することが大切です。

感覚的消臭について

におい物質に他のにおいを被せる「マスキング法」と呼ばれる感覚的消臭は、原因となるにおい物質自体は残ったままなので、においが混じり合ってより変な臭いになってしまうことがあります。そのため一時的にうまくにおいを抑えることはできても、根本的ににおいを消去することはできません。また悪臭の一部を利用して良いにおいに化学変化させる消臭法を「ペアリング法」と言います。消臭芳香剤の技術によく用いられていますが、現在のところ人体に使える消臭法ではなさそうです。
このように、足の臭い対策は以下の3つのアプローチから、総合的に行うことが大切です。

1:臭い物質の発生を抑制する(生活習慣の見直し・健康維持)
2:臭い物質の原因を取り除く(皮膚常在菌のバランス保持・角質や汗の除去)
3:臭い物質を脱臭・消臭する(こまめな洗浄・中和・消臭グッズを使った対策)

また2と3に関しては、足のケアだけでなく、靴と靴下の対策も同時に行いましょう。

足の臭い対策法 足のケア編

アロマテラピーで皮膚常在菌を整える

皮膚常在菌のバランスを整えることは、体質的な問題も大きく影響するため、なかなか難しいと言われています。アルコールなどで殺菌消毒すれば、一時的に臭いの原因となる悪玉常在菌を取り除くことができるかもしれません。しかし皮膚の健康に必要な常在菌も一緒にいなくなってしまいます。例えば水虫で有名な白癬(はくせん)菌が簡単に繁殖しないのは、皮膚常在菌のおかげだと言われています。皮膚常在菌を除去することのリスクが分かりますよね。

そこで最近注目されているのが、抗菌作用を持つ精油を使ったフットケアです。ナチュラルな植物由来の抗菌物質は、無害な皮膚常在菌は殺すことなく、悪さをする菌だけに作用するのだとか。とくに高い抗菌作用、抗ウイルス作用があると言われているのが、ティートゥリー精油です。院内感染を引き起こすセラチア菌の対策として、実際の医療現場でアロマテラピー精油が用いられています。

精油を使ったフットケアのやり方は、足湯にティートゥリーを数滴落とすだけなので簡単。お風呂のバスタブに入れても良いでしょう。ティートゥリーは原液を直接肌につけられる精油ですが、ピリピリして刺激が強いと感じる場合は、少量の無水エタノールやバスソルトと先に混ぜておき、乳化しやすい状態にしてからお湯に入れてください。また足を洗う石けんや、フットケアクリームに数滴混ぜても効果的です。

古い角質を除去する

悪玉常在菌が増えすぎている場合、エサとなる古い角質を取り除くことで、さらなる増殖を抑制できます。私たちは日々足の裏で体重を支えるので、足の皮膚は角質が分厚くなりがちです。かかとや足の指はとくに角質がたまりやすいので、ときどき角質除去のケアを行いましょう。ゴマージュorピーリング系の石けんで洗ったり、軽石やヤスリでやさしくこすったり、古くなった角質を定期的に取り除いてください。また爪垢は古い角質と汚れのかたまりで臭いの原因になるため、爪の隙間は爪ブラシでしっかり洗いましょう。

重曹orミョウバンで足湯をする

においの消臭には、重曹入り足湯、もしくはクエン酸入り足湯が効果的です。アンモニアが原因の疲労臭は弱アルカリ性なので、酸性のミョウバン足湯をすることで、におい物質を化学的に中和することができます。ミョウバンには収れん作用(汗を抑える作用)があるので、より効果が期待きるでしょう。逆にムレ臭(イソ吉草酸アルデヒドが原因)が気になる場合は、アルカリ性の重曹での足湯をおすすめします。どちらの場合も、洗面器に大さじ1杯程度の濃さから様子をみてください。

足の臭い対策法 靴下編

靴下で汗を調整

皮膚常在菌のエサとなる足汗は、できるだけすぐに取り除きたいものです。靴を履いた足の裏は、毎日コップ1杯分の汗をかくと言われているので、靴下で汗対策をしましょう。

靴下の素材は、汗を吸収しやすい天然素材がベストです。綿・麻・ウール・絹の靴下は通気性が良く吸湿性に優れているので、汗をかいた後、こまめに取りかえてあげることで、臭い対策に効果を発揮します。

抗菌効果のある靴下をはく

消臭能力のある特殊な抗菌ソックスもおすすめです。ただし満足できるほどの効果が感じられるかは、多少個人差があるようです。抗菌靴下であっても、汗をかいた靴下をずっとはきつづけるのはよくありません。汗をかいたら、できるだけ速やかにはき替えましょう。一般的な靴下に専用の抗菌スプレーをふることで、靴下の抗菌作用を高められる商品もあります。

靴下の洗濯にも注意して

洗濯で靴下の汚れをしっかり落とせていないと、臭いの原因になります。洗濯機に入れる前に予洗いをしたり、つけ置き洗いをしたり、汚れを残さないよう工夫しましょう。また洗濯物は濡れた状態が続くと、におい菌が繁殖しやすいので、晴れた日の天日干し、もしくは乾燥機の使用をおすすめします。

一番よくないのは素足?

靴下には、足汗を吸収するだけでなく、靴の内側汚れを防止する役割もあります。靴下は簡単に洗濯できますが、靴はなかなか毎日洗えませんよね。足の角質や皮脂汚れを靴に付着させないように、素足での靴着用はやめておきましょう。

足の臭い対策法 靴編

靴の湿気対策をしっかりと

前日はいた靴を翌朝続けてはくと、靴の中の湿度はずっと100パーセントの状態。雑菌が繁殖し、当然臭いが発生してきます。靴を1日はいたら、2~3日休ませるローテーションを作りましょう。また、はいた靴には木製のシューキーパーや重曹で作った脱臭剤を入れて、湿気をすばやく取り除いてください。

洗える靴が安心

汚れた靴は雑菌が繁殖し臭いの原因になるので、洗える素材の靴だと安心ですね。高温スチームを当てられる綿素材の靴なら、臭いの雑菌を効果的に退治できます。日中室内履きにはき替える人は、通気性が良く洗いやすいサンダルやスリッパを選びましょう。

手軽に足クサ対策ができるおすすめ便利グッズ

外出先でも使える消臭スプレー

抗菌石けんで足を洗い、抗菌効果のある靴下をはき、さらに日中も臭い対策をするなら、靴用もしくは足用の抗菌スプレーがおすすめです。できれば他のにおいでマスキングする消臭スプレーではなく、臭い物質を中和させる消臭スプレーが良いでしょう。さらに足用スプレーで制汗効果もあれば、さらに効果が期待できます。
・ドクターショール「消臭・抗菌 靴スプレー無香料」
抗菌成分「コーキンマスター」が372種類の細菌・カビに作用して、靴の臭いを抑えてくれます。靴にシュっとひとふきするだけなので、外出先でも簡単に使えて便利。無香料だから、においが変に混じり合うこともありません。
・エージーデオ24「フットスプレー」
「IPMP(イソプロピルメチルフェノール)」成分配合で、臭い成分を効果的に消臭してくれる足用スプレー。ピタッと密着するさらさらパウダー配合で、使い心地も満足。制汗効果の高いミョウバン入りです。

防臭効果のインソールを靴に忍ばせて

靴にインソールを敷いておけば、こまめに取りかえて洗うことができますね。靴の中の湿気対策にも効果的です。抗菌・脱臭成分配合なら、さらに頼もしい。
・ACTIKA(アクティカ)「悪臭防衛隊インソール」
アンモニアやタンパク質分解成分を、化学反応により吸収してくれるインソール。クレハロン繊維が、汗もしっかり吸収してくれます。
・テンスター「ハニカムインソール」
通気性バツグンのハニカム構造がポイント。微細衡孔性炭シートがにおいの発生もブロックしてくれます。蒸れにくい下敷きは、靴の履き心地がアップしますよ。

まとめ

足の臭いを本気で改善したいなら、まずは健康になりましょう。具体的なにおい対策は、足・靴下・靴すべて同時に始めなければ、望むような結果は得られません。3点すべてを清潔に保つこと、また二重、三重の対策を講じることが、臭い撃退の第一歩となるでしょう。
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。

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