発酵の力は肌にもいい?発酵化粧水の選び方とオススメを紹介!

発酵の力は肌にもいい?発酵化粧水の選び方とオススメを紹介!

不思議なくらいしっとり美肌になれるとウワサの、発酵コスメ。中でも発酵の保湿パワーをダイレクトに感じられるのが、発酵化粧水です。発酵化粧水の種類と正しい選び方、またオススメの商品をご紹介します。

そもそも発酵って一体何?

発酵とは、物質が微生物(かび・酵母・細菌など)の働きで変化する現象のこと。納豆やヨーグルトなどの発酵食品、日本酒やビールなどのお酒を例にあげると分かりやすいでしょうか。同じ現象でも人間にとって有益な変化は発酵、有害な変化は腐敗と呼ばれます。

発酵食品は、放置していた食べ物や飲み物にたまたま微生物が混入し、腐らずに美味しくなった経験から、偶然発見された産物だと言われています。長い間、発酵食品は食べ物の旨味や栄養価、保存性を高める手段として、メカニズムはわからないまま伝統技術により各地で受け継がれてきました。物質の発酵や腐敗が微生物の仕業だと解明されたのは、19世紀に入ってからのことです。微生物の発育を阻止する抗生物質が、これも偶然の発見から生み出され、現在に至っては抗がん剤や抗ウイルス薬など、多くの医薬品は発酵技術を基にしたバイオテクノロジーから作られています。

発酵によって作り出された醸造製品、発酵に関わる酵母・酵素を健康や美容に役立てる研究は、現在も世界中で注目を集め続けています。発酵食品が腸内環境を整えるという健康効果は、今や一般的に知られていますよね。

発酵がなぜ肌に良いの?発酵化粧水の効果とは?

例えば日本酒は、米を麹菌や酵母で発酵させて醸造します。そんな日本酒造りに携わる職人の手肌が、きめ細かくて美しいという話は有名です。また飲み残した日本酒を、日本女性は昔から化粧水替わりに使っていたと伝えられています。このようなエピソードを元に、日本では日本酒の発酵技術研究が進められてきました。その結果、日本酒の発酵に関わる物質から、美肌効果の高いビタミンB2やアミノ酸などの保湿・美白成分が多く含まれていることが明らかになったのです。もちろん日本酒醸造の米・麹・酵母以外、他の植物・乳製品などを原材料とした発酵製品も、その健康・美肌効果が解明されています。

発酵によって、物質内のアミノ酸やビタミンなど有効成分が増加します。分子は分解されてサイズが小さくなり、有効成分が消化器官や肌から吸収されやすくなります。よって食品だけでなく、化粧品の分野においても、積極的に発酵技術が取り入れられるようになりました。

古くから生活の中に発酵文化が根付いていた日本は、バイオテクノロジー先進国です。今後も発酵コスメのさらなる発展が期待できるでしょう。

発酵化粧水の選び方

発酵コスメと一口に言っても、発酵の定義が広いため、価格的・成分的にバラつきがあるのが実状です。発酵パワーをダイレクトに体感したいのであれば、発酵分野の研究開発に力を入れた、信頼できるメーカーの発酵コスメを選んでください。

発酵化粧水を試す際は、必ず原材料をチェックしましょう。現在市販されている発酵化粧水は、米・大豆・黒糖・ハトムギ・乳製品・プラセンタ(動物由来)など、様々な原材料から作られています。もし原材料にアレルギーがあれば、深刻な肌トラブル、健康被害を引き起こしかねません。とくに数十種類の植物由来の発酵化粧水などは、アレルゲンの特定が難しいので注意が必要です。

発酵化粧水も通常の化粧水と同じように、コラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分が自分の肌タイプに合ったものを選んでください。オイリー肌の人は、保湿成分がリッチすぎる商品を使うと、ニキビなどの原因になります。また敏感肌の人は、肌への刺激となる添加物が多く含まれていないかどうか、成分表を必ずチェックしましょう。

オススメの発酵化粧水5選

米由来の発酵化粧水

古くから米由来の発酵食品や調味料、お酒に親しんできた日本では、米由来の発酵コスメ研究が盛んに行われてきました。米は長年日本の主食であることから、日本人の遺伝子には米由来の発酵コスメが馴染みやすいのではとも言われています。発酵コスメに初めて挑戦するなら、まずは米由来のものから試してみるのがおすすめです。
・勇心酒造 ライースリペア「インナーモイスチュアローションNo.11」
遺伝子組み換えなどを行わない、ナチュラルな発酵技術と科学を融合させた、勇心酒造開発の日本型バイオ。まずお米エキスを抽出してから発酵させるという、独自の技術で生み出された「ライスパワー」は、従来の醸造技術を用いた発酵コスメの成分とは一線を画します。

「ライスパワーエキス」は36種類の異なる効果があり、それぞれに番号が付けられています。有名なのは「ライスパワーNo.11」で、肌の水分保持能力を内側から改善する効能は、国からの認可を受けています。「ライスパワーNo.11」が高濃度で配合されている注目の化粧水が、エイジングケアライン「ライースリペア」の「インナーモイスチュアローションNo.11」です。一般的な保湿は、肌の外側からコラーゲンやヒアルロン酸などを与え、一時的に潤すことしかできません。でも「ライスパワーNo.11」の水分保持機能成分を含む化粧水なら、使い続けることで肌本来の水分キープ力がアップするのだとか。勇心酒造が開発した「ライスパワーエキス」は、米由来発酵コスメの草分け的存在で、コーセーや株式会社アイムなど、他化粧品メーカーの発酵コスメにも使用されています。
・大関 R2O (アール・ツー・オー)「モイスチャーローション」
老舗酒蔵「大関」が作る、玄米生まれの発酵化粧水。玄米は白米よりも、天然のビタミンやミネラルを多く含んでいます。発酵させることにより、さらにその有効成分がパワーアップし、肌からの吸収力も上がるのだそう。有機農法で栽培された玄米を使用しているので安心です。敏感肌にも使いやすい無香料・無着色・アルコールフリー処方で、「玄米発酵エキス」が肌をしっとり潤してくれます。

酵母由来の発酵化粧水

・SK-Ⅱ「フェイシャルトリートメントエッセンス」
高級化粧品ブランドとして知られるSK-Ⅱ。「フェイシャルトリートメントエッセンス」は、「ピテラ」と呼ばれる「ガラクトミセス(日本酒酵母の一種)」の培養液が90パーセント以上配合された、SK-Ⅱが誇るロングセラー商品です。ピテラは肌の「天然保湿成分(NMF)」と同じ成分を含む物質で、1980年にSK-Ⅱが研究開発に成功しました。市販の化粧水の中ではトップクラスに分類される高級化粧水ですが、30代以上の美意識が高い女性を中心に熱心なリピーターを獲得し続けています。サラサラ系のテクスチャーながら、コットンでパッティングするとみるみる肌が潤う、ふっくらして毛穴が目立たなくなるといった口コミが多く聞かれます。ただし肌がピリピリするなど、ピテラエッセンスの濃厚さが合わない人もいるようなので、パッチテストは必須ですね。

ハトムギ由来の発酵化粧水

・はぴねすくらぶ「すべすべハトムギ発酵 潤う化粧水」
ハトムギは古くから漢方薬や滋養強壮料理の材料として用いられてきました。現在もハトムギ茶や化粧品の原材料としてよく使われています。ハトムギ発酵化粧水は、肌に潤いを与えるハトムギ種子エキスに加え、透明感のあるクリアな肌へと導くハトムギ発酵液が配合されており、肌を健やかに保つ効果が期待できます。たっぷり大容量ボトルで手頃な価格設定も、毎日のスキンケアに惜しみなく使えてうれしいですね。

黒糖由来の発酵化粧水

コーセー「黒糖精(こくとうせい)プレミアムパーフェクトローション」
ミネラルをたっぷり含んだ徳之島産サトウキビの純黒糖を発酵させ、コーセー独自の技術で、美肌効果の高い黒糖発酵エキスを生み出すことに成功。11種のアミノ酸やポリフェノールなど、天然由来ならではのバランスの良い美肌成分だから、肌への浸透力が違います。発酵で超微細化したミクロ美容液が、角質細胞に潤いを与え、ふっくら毛穴目立ちのないキメ細やかな肌作りをサポートしてくれます。

まとめ

発酵の力で有効成分が倍増し、微細化してぐんぐん肌に吸収されるという、なんとも頼もしい発酵化粧水。効果の表れ方は肌との相性によるところが大きいので、原材料をチェックしつつ、自分に合う発酵コスメを探してみてくださいね。
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。

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