オメガの時計をカスタマイズ~スタイリスト青木貴子のモノ語り

オメガの時計をカスタマイズ~スタイリスト青木貴子のモノ語り

ファッションのみならず、食やインテリアまで、自身のこだわりに叶ったモノに囲まれた心地よい暮らしを楽しむ、スタイリスト青木貴子さんの連載「おしゃれ...

ファッションのみならず、食やインテリアまで、自身のこだわりに叶ったモノに囲まれた心地よい暮らしを楽しむ、スタイリスト青木貴子さんの連載「おしゃれを彩るモノ語り」。選んだひとつひとつのアイテムに、特別な想いがあるそう。 青木さん自身のスタイルを構築している要素 = 身のまわりのモノについて、 お気に入りの理由、そのアイテムの魅力や背景、使い心地や着心地、 どんな時間をそのモノと共有してきたのか・・・・など、大切なモノたちにまつわる物語を綴っていただきます。第5回目は、青木家のヒストリーを秘めたオメガの時計についてのお話。(編集部)

自分の人生に寄りそう特別な時計

時計を買うタイミングって考えたことありますか? 子供の頃だと中学校に入るときに買ってもらったというひとも多いのではないでしょうか。
かく言う私はそのひとり、ピッカピカの腕時計をしきりに眺めてはちょっと大人になった気持ちを味わったっけ。その後高校生になったときも、ちょっとだけ贅沢な新しい時計を買ってもらい、さらに大人の階段登ったな(いま思うとまったくの子供ですが、笑)なんて気分を新しい時計で実感したものです。

節目節目の記念に時計を新調すると、新しい時を刻み始めるぞ!という気持ちが高まります。そして良い時間をたくさん過ごそう!という前向きな気分もさらに強まる気がして、私は何だか好きなのです。

今回のモノ語りはオメガの腕時計。
これは私にとってアニバーサリー的要素のもっとも深い、愛着ひとしおの時計です。オメガのシーマスター。今ではあまり見かけなくなったスモールフェイス、レディライクな感じが気に入っています(最近のシーマスターはもっとラージサイズでスポーティな雰囲気、同じモデルとは思えないほどデザインが変わってしまってマス)。

この時計がどんなストーリーを持っているかというと、これは私が生まれたときに私の誕生記念(母にとっては出産記念?)に父が母に贈ったもの。
私と時を同じくして動き始めた特別な意味を持つ時計なのであります。その話を聞いたとき、うちの父も洒落たことをするもんだ!と我が父ながら感心しちゃいました(笑)。そしてこれを私が社会人になったとき、母が私に贈ってくれたのです。

譲り受けたとき付いていたのはべっ甲のブレスレット(母のカスタム仕様)、それもとっても素敵だったのですが、この世にひとりしかいない自分とおんなじ誕生日の時計なので、世界にひとつしかない時計に自分らしくカスタマイズしたい!と思い立ちブレスレットをクロムハーツにオーダー。
そして出来上がったのが写真の時計。広い世界を探してもひとつしか存在しない、貴重で特別な一本になりました。

時計のベルトはたいてい付け替えが可能、だから誰でも簡単に世界にひとつしかない時計を作ることが出来ます。もともと付いていたベルトとは全然違うタイプや色をチョイスするほうが印象がガラッと変えられてオススメです。
私はメタルのブレスを革ベルトに付け替えた時計も持っていますが、ベルトを変えただけでまったく別物みたいに雰囲気が一変! そのときはまるで新しい時計を買ったような喜びと興奮が味わえました。

今度何か新しいことを始めるときや記念すべき日が訪れたら、新しい時計を新調したり手持ちの時計をカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。特別なときに手にした特別な意味を持つ時計はきっと素敵な時を刻んでいってくれるに違いない! そう思い込んだら本当にそうなるような気がしませんか? 念ずれば叶う、そんな風に私は思うようにしています(笑)。

文/青木貴子

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