【睡眠対策①】眠れない、寝つきが悪い……その睡眠不足が、老化やトラブルの原因に!

【睡眠対策①】眠れない、寝つきが悪い……その睡眠不足が、老化やトラブルの原因に!

最近、眠りに関して悩みを持つ人が増えています。その睡眠トラブルが、今感じている肌や体の不調の原因かもしれません。快適で健康的な毎日を過ごすためにも、まずは睡眠のことを正しく理解して、上質な睡眠を目指しましょう!

お話を伺ったのは……
長谷川恵美さん

株式会社エアウィーヴ 快眠プロデューサー。TV局キャスターや、外資系出版社、化粧品の広告/PRを経て、個性豊かな“睡眠力”に着目。美容やアンチエイジングなど、ほしい結果が得られる眠りをプロデュース。エアウィーヴグループの枕専門店「ロフテー」が定期的に開催する快眠セミナーでは講師も務めている。一般社団法人日本睡眠教育機構 上級 睡眠健康指導士、一般社団法人日本睡眠改善協議会 睡眠改善インストラクターでもある。

自律神経のバランスの乱れが、睡眠の質を低下させる

私たちの体には交感神経と副交感神経という2種類の自律神経が存在しています。一般的に、日中に優位になるのが活動モードの交感神経。反対に、夜に優位になるのがリラックスモードの副交感神経です。夜に、交感神経が副交感神経へと切替わることで、私たちはスムーズに眠りにつくことができるのです。

「睡眠と自律神経は密接に関係しています。そのため、自律神経のバランスが整っていれば、上質の睡眠にもつながります」と、快眠プロデューサーの長谷川恵美さんは言います。

けれども、自律神経は、ストレスや生活習慣などによって、バランスが崩れてしまいがちなのです。それが、なかなか眠れないなどの睡眠トラブルのひとつの原因に。

「自律神経は、呼吸器系や循環器系、ホルモンの分泌など、体内のさまざまな働きを24時間コントロールしています。そのため、自律神経の働きに狂いが生じてしまうと、体の調整が上手くできなくなるのです。睡眠の質が低下するのはもちろん、肌トラブルや体調不良、免疫力の低下など、さまざまな不調を引き起こすことになります」(長谷川さん)

最初の深い睡眠が、睡眠の質を高めるカギ

上質な睡眠のためには、理想的な睡眠サイクルを保つことも重要です。睡眠中は、深い眠りの“ノンレム睡眠”と、浅い眠りの“レム睡眠”が交互に繰り返されています。なかでも最初の90分間が睡眠の質には大きな影響を与えます。

「最も深い睡眠は、最初の90分間に集中して現れ、その後はあまり現れなくなってしまいます。だから、この最初の90分でしっかり深く眠ることが大切。万が一、最初に深い眠りが得られなかったり、睡眠サイクルが乱れてしまうと、質の高い睡眠にはなりません」(長谷川さん)

睡眠の最初の90分間が、美肌を作る

そのうえ、この最初の90分は、美肌を維持するための重要なポイントでもあります。

「睡眠中は成長ホルモンが分泌されていますが、主に分泌されるのが、最初の90分の深い睡眠の時。成長ホルモンの約80%が、この時、分泌されるのです。そのため、質のよい睡眠がとれていないと、成長ホルモンの分泌量が少なくなってしまうことになります。成長ホルモンは、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促したり、肌の保水力を高めてくれるので、その恩恵が受けられないと、くすみやエイジングサインなどの形で、肌にも影響が出てきます」(長谷川さん)

睡眠不足はダイエットの大敵!

睡眠の質の低下は、ボディラインにも大きな影響を与えます。食欲を増進させる働きがあるグレリンというホルモンと、食欲を抑えるレプチンというホルモンのバランスを崩してしまうのです。

「睡眠がちゃんととれている人の睡眠時間を4時間に制限すると、たった2日でグレリンの濃度が28%上昇し、反対にレプチンが18%低下したというデータが出ています。ちゃんと寝ていないと食欲をアップさせるホルモンが出て、食欲を抑えるホルモンが減るために、おのずと食べる量が増え、太りやすくなるのです」(長谷川さん)

既に説明したように、睡眠の質が低下すると成長ホルモンも減少します。
「成長ホルモンが減少すれば、余分なエネルギーが代謝されにくくなるので、その点からも太りやすくなります」(長谷川さん)

日本人の多くは睡眠負債状態に

適切な睡眠時間はおよそ7時間と言われています。けれども、特に日本の女性は、「ここ数年のデータでは、睡眠時間が6時間以下の人が4割以上」(長谷川さん)というように、世界的に見ても、常に睡眠時間が不足している傾向にあります。

「短時間ずつであっても、睡眠不足が毎日のように続くことで、ダメージがどんどん膨らんで簡単には対処できない状態になっていってしまいます。それが睡眠負債と呼ばれる状態で、近年、問題視されています。今の日本人の多くが、睡眠負債の状態に陥っています。最低でも最初の90分は深く眠る、できれば6時間以上睡眠するように心がけると、睡眠の悩みは軽減していくと思いますよ」(長谷川さん)

睡眠不足の負債がこれ以上膨らまないように、今すぐ睡眠対策をして、健康的な体と、美しい肌、引き締まったボディラインを保ちましょう!

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