ヘア&メイクアップアーティスト 木部明美さんの人気連載「おとなメイク実験室」通称“キベラボ”。 毎月さまざまなテーマを決めて、木部さんの感性が光るメイクのTIPSをお届けしています。
今回は、発売中のGINGER12月号で木部さんがレクチャーしてくれた「指先メイク」を特別公開。しっかりメイクはむしろ得意、でもアカ抜けないのはなぜ? 原因は、その“厚塗り感”にあり。なじませたり、ぼかしたり、色をのせたり・・・「指テク」で重さを払拭し、脱コンサバ顔を叶えて!
指テク「ぼかしテク」⇒ラインをぼかしてラフ感プラス
「今回は指を“ぼかす”ために使ってみましょう。リップでいうと、濃い色でも輪郭を少しぼかすだけで柔らかさやラフ感が出せますよ。力が入りすぎない薬指を使ってみて」
使うアイテムはこちら。

唇上でテクスチャーがフィットし、マットに変化。つけていないかのような軽やかさ。SHISEIDO モダンマットパウダーリップスティック 508 ¥3,600/資生堂
コンシーラーで整える

唇の色みをリップコンシーラーで整える。中指を使ってトントンとなじま
せていく。
リップライン→内側を埋める

唇の輪郭に沿ってリップラインをとる。その後、内側を埋めリップの色をしっかりのせる。
輪郭をなぞってぼかす

リップラインに沿って薬指を滑らせるように動かし、輪郭部分を自然にに
じませる。
完成!

こなれたカジュアル感のあるソフトマットな唇に仕上がりました。温かみのあるニットと好相性。
「リップラインをぼかしてラフに塗ると、濃い色のリップも色の主張が和らいで一気にカジュアル仕様になります。この秋のトレンド、ソフトマットな赤茶リップもこのテクで。逆にリップラインをきちんととるとコンサバな印象になるので、シーンによって使い分けて楽しんでください!」
※プライスはすべて税抜です。
撮影/[モデル]勝吉祐介(PEACE MONKEY)、[静物]久々江満
スタイリング/出口奈津子
読者モデル/本町彩織