冷える秋冬はココアに期待!効果的な飲み方とおすすめの市販品ご紹介

冷える秋冬はココアに期待!効果的な飲み方とおすすめの市販品ご紹介

寒い季節の飲み物の代表であるココアには、様々な効果が期待できます。ニキビ対策など肌に働きかけたり、安眠につなげたりといったココアの活用のメリットをご紹介します。いつ飲むと良いかなど効果的な飲み方に加えて、デメリットも知って、快適に過ごしましょう。

ココアに期待できる効果は?どのようなメリットがあるの?

秋冬になるとカフェのメニューからスーパーの陳列まで、必ず目にとまるところに現れる「ココア」。とは言え、その美味しさに反して、常日頃飲んでいるという人は少ないのではないでしょうか。秋冬のイメージの強いココアは、温かい飲み物として飲まれることが多く、またどちらかといえば甘いご褒美感覚で飲んだり、手間暇かけて贅沢品としてたのしんだりと、非日常の色合いの濃い飲み物かもしれません。

しかし、高級茶葉などもある紅茶や緑茶などと違って、ココアは手の届きやすい価格帯の商品です。ミルクや砂糖入りのパッケージなども販売され、またペットボトルや缶入りの商品も一般的となっているココア。実は様々な機能をもつ成分を含んでいるのです。

さっそく、代表的な成分から研究が続いている成分まで、それぞれの機能も含めてチェックしてみましょう。

●ココアの成分の代表「カカオポリフェノール」

ココアの代表的な成分といえば「カカオポリフェノール」です。ココアの原料はカカオ、つまりチョコレートの元にもなる木の実の種です。美容のお話でお馴染みのポリフェノールは、強い抗酸化作用を持つ物質。カカオポリフェノールもこの一種で、エピカテキン、カテキン、プロシアニジンなどから成り立ちます。

カカオポリフェノールは、ポリフェノールの抗酸化作用から、コレステロールの酸化を抑制し、コレステロールが血管の内側に溜まりにくくなるという効果が期待できます。もし期待できる効果が得られるなら、心臓病のリスクの低減や、動脈硬化の予防、肥満の抑制などにも効果があると言われています。

●大脳皮質を刺激する「テオブロミン」

ココアに含まれるテオブロミンという物質は、脳に働きかける作用で注目されています。大脳皮質を刺激するため、集中力・記憶力の向上や、満足感や幸福感、リラックス効果を期待できます。

●食物繊維の「リグニン」

ココアには食物繊維の一種であるリグニンも含まれています。食物繊維は腸内を通り抜けていく間に、腸内の余分な物質を吸着したり、腸壁を刺激してぜん動運動を活発にするなどの働きをもっています。ココアという飲み物で水分を摂ることになると、お通じに良い影響も期待できそうですね。
以上のように、ココアは様々な機能を持つ成分を含んだ飲み物です。ただ白湯を飲むのに比べて、健康増進への期待が高まるのではないでしょうか。
それでは、ココアを飲むメリットについてもう少し具体的に考えてみましょう。

安眠したい人にうれしい、ココアに期待できる効果とは

冷え込みの厳しくなっていく季節にうれしいのがホットドリンクです。暖かい飲み物を飲むこと、中でもココアを飲むことは、安眠したい人におすすめですよ。

●温かい飲み物は安眠を助ける

女性は、女性ホルモンの分泌の影響で体調を崩す場合があります。特に秋・冬などには身体が冷えがちになってしまう人は少なくありません。生活に支障が出ているようなら、最寄りの医療機関への通院も考えましょう。
しかし、「生理前は布団に入っても身体が温まりにくい」「布団乾燥機や湯たんぽで布団を温めると厚くなってしまう。適度に暖まりたい」というような、病的な状態ではないけれども快適になりたい場合もありますよね。そんなときにおすすめなのがココアです。

睡眠に適した温度は摂氏20度から22度程度といわれています。これより室温が下回る時期には、ベッドに入る前に部屋を暖かくしておくことや、体温が下がり過ぎないよう手首・足首や肩周りなどをカバーする衣類を着用することを心がけましょう。その上でもう一押し。ホットココアを飲んで、じんわりと身体の内部から温まりましょう。量が多すぎると夜間にトイレに行きたくなり、中途覚醒してしまう恐れがあります。適度な量で用意しましょうね。

●睡眠を促すメラトニンにつながる成分「テオブロミン」

ココアの香りや苦みのもとになっている成分に、テオブロミンというものがあります。テオブロミンは、セロトニンという脳内物質を増加させる機能があると言われています。カフェインと同様ですね。セロトニンは心の安定に関わり、また自律神経のバランスも整える効果を期待できる成分です。

セロトニンには覚醒作用もあるのですが、テオブロミンはカフェインよりも穏やかにセロトニンの分泌を促します。また、睡眠を促すメラトニンという脳内物質は、セロトニンから直接作られます。セロトニンの分泌が多ければ、セロトニンの作用で自律神経の働きが促進され、緊張状態からリラックス状態に切り替わりやすくなる可能性があるほか、眠りのためのメラトニンも多く生産できるようになる場合もあります。

テオブロミンには、毛細血管の拡張を促す機能もあると言われています。冷えで気になりやすい手足の指先などは、体温を逃さないように血管が収縮しています。テオブロミンがこれらの血管に働きかけることができれば、身体の冷え対策にも効果を期待できますね。
以上のように、ココアを継続して飲むことで、冬の安眠に役立つ成分を体内に取り入れやすくなります。寝る直前でなくても、機会を見つけて飲むようにしたいですね。

ココアに期待できる効果は肌力UPやニキビ対策につながる?

ココアを飲むことは、肌力のUPやニキビ対策につながる可能性があります。その仕組みについて見ていきましょう。

●食物繊維は便通に役立つ?

ニキビの原因の一つとして考えられているのが、腸内環境の悪化です。偏った食生活や睡眠不足がひどくなると、腸のぜん動運動が滞り、排泄がスムーズに行かなくなってきます。こうして便が溜まると、悪玉菌が増加し、硫化水素などを生み出してしまうのです。

硫化水素やアンモニアなどは人体に有害です。その後も便が溜まったままだと腸から体内に有害な物質が吸収される恐れがあります。このように吸収された有害物質が血流を通じて体内を巡り、細胞に悪影響を与えます。その一例がニキビなのです。こうした有害物質が溜まらないように働きかける食品として注目されているのが、食物繊維です。

ココアに含まれる「リグニン」は食物繊維の一種。水に溶けず、人間の消化酵素では分解されません。腸内細菌にも分解されにくいため、腸内をそのまま移動していきます。この過程で腸を内側から刺激し、ぜん動運動をサポートすると言われています。

腸のぜん動運動が上手くいけば、便が排出にも効果を期待できます。このように腸内環境の悪化を防ぐことができれば、ニキビの予防にも効果を期待できますね。

●水分を摂って肌に潤いを!

健康に問題のない状態だと、人は体重の1%程度の体液を失うと「のどが渇いた」と感じるようになります。しかし、実はのどが渇いてからでは、肌にとっては遅いのです。のどが渇いた状態では、すでに細胞の外にある水分が少なくなってしまっています。細胞外液という、この液体の代表といえば血液です。

血液は食物から採った栄養分と空中から取り込んだ酸素を身体の隅々の細胞まで運びます。加えて、細胞から老廃物を受け取って体外に排出する下準備もしてくれます。
のどが渇いて血液内の水分が減少すると、生命維持に必要な部位を優先して酸素などを供給するようになっているため、末端の組織である肌への栄養や酸素の補給は、おろそかになってしまいます。

秋冬は、肌が乾燥しがちであったり、肌の乾燥から皮脂が多く分泌されるようになったりする人は多いですね。こうした方々が肌力をUPするためには、ふだんからなるべく水分補給をするように習慣づけていくことが大切なのです。

●水よりも温かく、味わいがある

しかし、時々水分補給するのが大切とわかっていても、なかなか難しいという人もいるのではないでしょうか。特に、肌寒い時期に常温でも少し冷たく感じるような水を飲むのはちょっと気が引けますよね。また、身体に吸収されやすいとはいえ、無味無臭の水だけを飲んでいるとつまらなくなってくるものです。

その点、ココアには味わいがあります。純ココアを使って作る場合なら自分好みのアレンジもしやすいですよ。

ココアには望ましくない効果もある?デメリットを確認

ココアを飲む上で注意しておきたい点もあります。この点に気をつけなれば、ココアを飲むことがデメリットにもなりかねません。

●大きく分けて2種類ある「ココア」の粉末

みなさんがコンビニエンスストアやスーパーマーケットなど、身近なお店で見かけるココアの粉末には、大きく分けて2種類あります。一つは「ミルクココア」、もう一つは「純ココア」です。

ミルクココアは、ココアパウダーに砂糖や脱脂粉乳を事前に混ぜてある、ココアの素です。作るにはお湯を注ぐだけ。オフィスなどでも簡単にココアをいれられるので人気ですね。

純ココアはココアパウダーのみを含みます。砂糖やミルクは含まれていないので、そのままだと苦いですし、お湯を注いでもうまく溶けずお湯に浮いてしまうこともあります。

●砂糖の摂取量に注意

ココアを習慣的に飲もうという場合に注意が必要なのが、砂糖などのカロリーです。

これまで喫茶店や家庭でココアを飲んできた経験から、私たちのココアに対するイメージとして「ココアは甘い物」という認識が強くあるのではないでしょうか。「これまで砂糖やクリーム抜きでコーヒーを飲んでいたけれどココアに乗り換えよう」という方はともかく、いつものココアを想像していたら、純ココアで砂糖なしに作ったココアの味は苦味もあり、かなりギャップを覚えるはずです。

しかし、一日に一度ココアを飲むとしても、ティースプーンに軽く1杯程度の5gの砂糖でも19kcalあります。朝と夕方、1日に合計2杯飲むなら、1日に摂取する砂糖は清涼飲料水1缶に含まれる砂糖と同量かそれより多くな李、デメリットだと考えられます。

思いがけない体重増加や虫歯などにつながらないように、人口甘味料を利用するなど、砂糖を入れすぎないようにしましょう。

ココアの良さを引き出す効果的な飲み方とは

ココアを実際に飲む場合、どのくらいの量をどのようにして飲むと良いのでしょうか? より効果的な飲み方や、飲みやすい飲み方を確認していきましょう。

●純ココアを使う

純ココアを使うなら5~10g程度を使って毎日飲むのがおすすめです。基本は以下のように作ります。用意するのは、純ココア、水、砂糖、牛乳です(分量は以下のレシピ内)。

<純ココアを使ったココアのレシピ>
1. 鍋に純ココア5~10g、水10~15g、砂糖をお好みの量を入れます。
2. 鍋を弱火にかけ、粘りのある団子状になるまでよく練ります。
3. 牛乳130~150mLを少しずつ流し入れ、よくかき混ぜて溶かし込んでいきます。
4. 沸騰直前で火を止めてできあがりです。

●楽しみ・ご褒美として飲むなら

仕事が忙しいなど、ココアを作る頻度があまり多くないという方なら、もう少しご褒美感覚のリッチな飲み方もいいでしょう。例えば、マシュマロをキッチンばさみで細かくカットしておき、できあがり直前にいれたり、ホイップクリームを載せたりするのも贅沢な気分になれそうです。

冷めないように飲むなら、少量のバターを浮かべるのも効果的な飲み方です。表面に油膜が張るので冷めにくくなりますし、こってりとした味わいに変わって新鮮に楽しめるのではないでしょうか。

また、カットしたバナナに粉砂糖とココアパウダーを振りかけたおやつに、純ココアで作った甘みをおさえたホットココアを合わせるのもいいですね。バナナはココアとの味の相性もよく、カリウムを多く含んでいるため、摂り過ぎた塩分の排出に役立つことから、効果的な飲み方だと言われています。

ココアの効果を活かすにはいつ飲むのがおすすめ?

とても有用な機能を持つ成分を含んでいるココアですが、いったい一日のうちいつ飲むのが良いのでしょうか。

●スポーツ前に飲む

ココアには血流を促す効果を期待できる成分が含まれています。朝出かける前や、スポーツをする日のお出かけ前にご自宅で飲むと、秋冬の寒さ対策にもなるので、元気な気分で一日をスタートできるかもしれません。

●悩みや気分に合わせて飲む

他にも、便秘にお悩みならお通じを感じやすい時間帯や、ゆっくりトイレで過ごせるリラックスできる時間帯がいいでしょう。冷え対策として飲むなら、お出かけ前の早起きした朝の時間帯や、外から帰って暖まりたい時、夕方から夜にかけてのリラックスタイムがぴったりです。

お風呂上がりなど、温まって血行が良くなり、さっぱりとした良い気分で過ごしたいときも狙い目です。

ココアの効果を感じたいあなたにおすすめの市販品

では、市販されているココアを選ぶ際のポイントも見ていきましょう。

●砂糖が調節できる「純ココア(ピュアココア)」

海外・国内と純ココアを製造しているメーカーは少なくありません。中にはオーガニックにこだわって作られているカカオを用いたものもあります。パッケージのサイズもバリエーションがあり、大きいサイズになると1kg単位での販売もあります。純ココアは飲料の素としてだけでなく、クッキーやケーキなどの製菓材料としても用いられます。需要が大きいため様々な選択肢があるのですね。

純ココアを使って飲み物としてのココアを作るのが初めてという方は、「途中で作るのが面倒になってしまうかもしれない」と今から心配ではありませんか?実際、缶入り飲料やスティック入りの粉末飲料のココアと比べたら、鍋を出して牛乳と砂糖を用意して、と調理用具や調理の一手間が必要であるため、愉しんで続けられるかは人によるでしょう。

そんな純ココアが初めての方におすすめなのが、スーパーの製菓コーナーにある小袋入りの純ココアです。少量での購入になるので使いやすいですよ。ココア1杯をいれるのに必要な純ココアの量は約10g。100gの小袋なら10回分ですから、困るほど多いわけでもありません。

●ココア作りに最適な「ミルクパン」

ココアを作る際に便利なのがミルクパンと呼ばれる小鍋です。

ミルクパンはホットミルクやココアなど、鍋で温めて作る飲料専用に作られています。このため、通常の料理用の鍋と異なり取り回しのしやすい小型サイズで、カップに注ぎやすい注ぎ口がついたものもあります。洗い物が便利なのもうれしいですよね。「料理で使ってしまってちょっと飲みたいときにちょうどいい鍋がない」という事態を避けるためにも、純ココアでココアを作るならミルクパンの購入をおすすめします。

価格は特に安くない一般的なものでも1,000円前後とお手頃です。ご使用の環境にもよりますが、五徳の上でぐらつきにくい底面の直径が14cm以上のミルクパンが安心です。
以上、ココアに期待できる効果と飲み方、市販品をご紹介してきました。ココアは健康に役立つような機能をもつ、様々な成分を含んだ飲み物です。ぜひこの機会に、暖を取ったり気分転換したりするだけに留まらない効果が得られるか、試してみませんか?
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。

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