教えてくれたのは……
ヘア&メイクアップアーティスト
長井かおりさん
独自のメイクテクに注目が集まる、今一番目が離せないアーティスト。VOCEをはじめとした雑誌やテレビで大活躍中。
人生で初めて雑誌連載を担当させていただいたのがVOCE。著書でも紹介しているように、「コスメの良し悪しではなく、テクニック次第で美は磨ける」ということを伝えたく、必死に駆け抜けてきました! 紹介してきたのは、どれも私が長年の経験をもとに編み出した、自信のあるテクニックばかりです。決して難しいことではなく、ちょっとした心がけで変わるものが多いので、ぜひ実践してほしい! テクニックで、一生モノの顔を手に入れましょう!
◆ワキ上げ・手首返し
【まつげの上げ方に、正解を】アイラッシュカーラーでまつげを上げるときのポイント。なんとなく上げるのではなく、ワキをしっかり上げ、手首を返すようにするとうまくいく。
【01】カーブの部分をまぶたに押し当てて、まぶたから離すことなくカーラーを上げていく。
【02】根元は軽く上げ、まつげの半分から先はしっかりカールをつけて上げる。
【03】腕を上げてワキがあき、手首もしっかり返ったこの形が理想的!
横から見て、必ずまつげの角度を確認。カーブをなだらかにすると色っぽい印象に。
手鏡を見ながら小さく縮こまってまつげを上げている人が多いので注意! 意識しながら、ぜひこの形を覚えて!(長井さん)
◆ペチ置き
【色をきちんと肌にのせる必須テク】どんなアイシャドウでも、そのポテンシャルを引き出し、しっかりと発色させるための塗り方。色モチもよくなり、一石二鳥の賢いテクニック。
アイシャドウチップを使って下まぶたの中央に色を置く。ペチペチペチと3 回ほど、置くように塗る。
淡い色でもきちんと発色! 存在感が出るので、カラーメイクを楽しみたいときに最適。
ふわふわと適当に塗っていたのでは発色は期待できません! せっかくのカラーシャドウを有効活用するため、ペチ置きを習得して。(長井さん)
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◆鑑識タッチ
【ふわっと優しい質感に仕上がる】刑事ドラマで鑑識が指紋を割り出すために粉を振るうときのように、ブラシを繊細に動かす手法。粉を肌にまぶすようにする。
肌がふんわりとフェイスパウダーを纏ってくれるので、柔らかい雰囲気に。透明感もつくることができます!(長井さん)
◆防波堤パウダー
【パンダ目を防ぐ、鉄壁のテクニック】アイメイクのくずれを防ぐためのテク。フェイスパウダーを下まぶたのキワギリギリにまで仕込んでおけば、どんなに暑い日でも安心!
コレも、私には欠かせないワザ。目の下が黒くなりやすい人に特におすすめ。絶対にくずさせない自信、あります!(長井さん)
取材・文・構成/河津美咲