ツライ二日酔いでもう苦しまない!二日酔い防止対策11選

ツライ二日酔いでもう苦しまない!二日酔い防止対策11選

ほどよい量のお酒はメリットもあります。ただ、ついつい飲みすぎて「二日酔い」になり、辛い思いをするのは避けたいですよね。今回は二日酔いが起こるメカニズムと、効果的な防止策をご紹介します。お酒とのつきあい方を振り返り、さっそく対策に取り組みましょう。

なぜ二日酔いになる?二日酔いのメカニズム

自分に合った二日酔い対策を実践するために、まずは二日酔いのメカニズムを理解しましょう。よくある症状別に解説します。

だるい・頭痛・食欲不振・吐き気

これらの症状は、いわば二日酔いの主犯格のような「脱水」「アセトアルデヒド」が原因です。脱水はアルコールの利尿作用によって起こります。一方アセトアルデヒドは、肝臓でアルコールを分解する際できる物質です。

頭が働かない・筋肉痛・だるい・寒気

二日酔い対策をする上で見落としがちな「低血糖」状態が引き起こす症状です。飲酒時は、肝臓の働きがアルコールの分解に徹しており、その結果他の働きが滞って低血糖状態を招きます。

吐き気・下痢・食欲不振

アルコールが胃を刺激して起こる「胃酸過多」に加え、食べすぎも相まって「消化不良」につながります。

ズキズキ頭痛

日本酒を飲むと起こりやすい、「アデノシン」に起因する症状です。適量にとどめれば、血管を拡張する作用で血流がよくなったりリラックス効果をもたらしたりしますが、過剰に摂取するとズキズキと脈打つような頭痛が起こります。

お腹や背中の痛み・頭痛・吐き気

アルコール度数が高いお酒を飲んだときの「メタノール分解時の有害物質」による症状です。とくにウィスキーやワインなどはメタノールが多いといわれています。

飲酒前の二日酔い防止対策

自分の適量を知って思い出す

適量は、3時間で分解できる量(アルコール20g程度)を目安とします。

ビール:1缶(500ml)
日本酒:1合
ワイングラス:1杯
焼酎:コップ半分(0.6合)
酎ハイ:1缶(500ml)

ただし、適量といっても個人差があること、また、日本人はアルコールに弱く、女性はアルコールによる負担を受けやすいことも押さえておきましょう。
飲み始める前に「自分の適量はこれくらい」と心に留めておくことを忘れずに。同席のお酒を飲まない人や適量を守れる人に、自分の適量を宣言しておくという方法もよいでしょう。

自分の二日酔いの傾向を知る

お酒の飲み方によって症状も違います。自分の二日酔いの症状に合った予防策が打てるよう、お酒やおつまみの種類や量、過去の二日酔いの傾向を振り返ってみましょう。

飲む日の体調を自覚する

飲む前には、ぜひ自分の今の体調と向き合ってください。脱水状態や体調が優れないとき、スポーツ後の疲労時、寝不足やストレスが溜まっている、飲酒が続いている…などの状態のときには二日酔いが起こりやすいものです。

アルコールが胃に入る前に必ず何か食べる

空腹時にアルコールを摂取すると、胃での吸収が早く肝臓への負担が大きくなってしまいます。“飲酒前に牛乳を飲むとよい”という通説も、あながちウソとは言えません。牛乳のたんぱく質とビタミンB群がアルコール代謝を助けます。そのほか、枝豆や大根おろし、冷ややっこ、湯豆腐などは、家でも飲食店でも手早くておすすめです。

飲酒中の二日酔い防止対策

水分をしっかり摂る

飲酒をすると、お酒に含まれる水分よりも多くの水分が身体から失われていきます。ですから、お酒の量と同じかそれ以上の水分を補給しましょう。ソフトドリンクは、砂糖の多いものばかりにならないように注意します。水やお茶、砂糖が添加されていない果実ジュースやトマトジュースもおすすめです。できれば、氷抜きの常温や温かい飲み物を選びましょう。

お酒の種類に配慮する

メタノールの多いワインやウィスキー、ブランデー、テキーラは避けるか、量をわきまえましょう。二日酔いの傾向として頭痛が多い人は、日本酒の量を減らします。ちなみに「ちゃんぽん」すると悪酔いするという説に明確な根拠はなく、いろいろ種類を飲んだ結果お酒の量が増えているだけです。

肝臓や胃腸への負担を考えたおつまみをチョイス

アルコールの処理を助ける、たんぱく質、ビタミンB群、ビタミンCなどの栄養素を含む食品を選ぶのがコツです。
具体的には、枝豆や豆腐、サラダ、焼き鳥、焼き魚、お刺身、厚焼き玉子などがおすすめです。また、胃腸の症状が出やすい人は油ものを控えたり、〆のラーメンやお茶漬けなどの炭水化物は複数名で取り分けたりと、食べすぎにも注意します。最後に飲むお茶やお水は、常温か温かいもののほうがよいでしょう。

タバコは吸わない

アルコールの処理に必要なビタミンCは、喫煙によって消費されてしまいます。なおかつ、タバコのタールやニコチンは肝臓に負担をかけます。アルコールとタバコのダブルパンチにならないように、「飲むなら吸わない!」を心がけてください。

うっかり二日酔い!二日酔いになったときの対策

上手な水分補給

とにかく早く脱水状態を回復してあげましょう。低血糖による症状を踏まえ、適度な糖分も必要です。ただの水よりは、電解質と糖質のバランスがとれた経口補水液や、スポーツドリンクがおすすめです。ただし、スポーツドリンクは糖分が多すぎず、二日酔いの肝臓に負担がかかる人工甘味料が不使用のものがよいでしょう。また、糖分を加えていない果汁100%ジュース、味噌汁もおすすめです。症状が酷いケースで即効性を優先するなら、内科に行って点滴を受け脱水の治療をすることです。

症状に合わせて薬や漢方、カフェインを飲む

症状に合った薬や漢方を飲む方法もあります。ただし、薬の副作用を考慮すると、できれば薬局で薬剤師に相談して購入するか、かかりつけ医の判断のもと二日酔い対策として処方してもらうことを推奨します。
・胃のむかつきや吐き気:胃酸を抑える胃薬(制酸薬)
・下痢や食欲不振:腸の調子を整える整腸剤
・頭痛:漢方の五苓散(ごれいさん)、カフェイン(薬やカフェイン飲料ではなく温かいコーヒーやお茶)

温かくして睡眠をとる

身体を休めつつ肝臓に頑張ってもらうためには、状況が許すようであれば睡眠が何よりも効果的です。
そして、「迎え酒」はもってのほかです。迎え酒は症状をお酒で麻痺させているだけで、肝臓への負担に追い打ちをかける行為で依存症の危険も増します。きちんと二日酔いの身体を労りましょう。

まとめ

飲酒前、飲酒中、飲酒後の二日酔い対策をご紹介しましたが、「二日酔いがあっても対策をすれば怖いものなし」という考えはいけません。対策が習慣化することで「飲酒・おつまみ・二日酔い対策」による糖質や脂質の摂取過多につながり、肥満や糖尿病などの生活習慣病が懸念されます。また、飲酒の頻度に目を向けなくなると、肝臓へのダメージの蓄積や依存症のリスクも高くなりますから休肝日を忘れずに。結局のところ、お酒は適量を守って楽しく健康的に飲む…というスタンスが最善策ということになるのでしょう。

執筆:座波 朝香(助産師・保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。
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