冷え性&代謝の悪い人、大注目!サウナで“温活”する旅のススメ

冷え性&代謝の悪い人、大注目!サウナで“温活”する旅のススメ

汗が吹き出てくるまでじっと耐えて我慢・・・と、サウナをまるで苦行のようなイメージでとらえている方がいるかもしれません。でもそれは、大きな間違い!...

汗が吹き出てくるまでじっと耐えて我慢・・・と、サウナをまるで苦行のようなイメージでとらえている方がいるかもしれません。でもそれは、大きな間違い!
サウナの本場 フィンランドでは、自分のペースでサウナルームを出たり入ったり、火照った体をアウトドアでクールダウンしたり、ゆっくり時間をかけて楽しむ贅沢。サウナは、日本の温泉のようにリラックス&ヒーリングな場所なのです。

体を温めるだけでなく、サウナには血管疾患、精神疾患などに対するリスクを減らしたり、関節炎や頭痛、風邪を緩和する効果もあるといわれていて、フィジカルとメンタルの両方に効果があることが確認されているそう(東フィンランド大学調査より)。ここ最近は日本でも、“サウナー”なるサウナフリークが増加中。

温泉好きの皆さん、ぜひ今年は温泉巡りならぬ、本場でサウナ巡りはいかがですか?  大自然のなかに素晴らしいサウナが点在するフィンランド湖水地方で、Sauna Hoppingを! GINGERweb取材班が体験した、体だけでなく心も温まる、サウナを巡る旅レポート 第二弾です。  

Sauna Hopping 03 : Tampere(タンペレ)

Licensed by Getty Images

タンペレ地方は、国の産業革命の発信地としてテクノロジーの街として知られ、その一方で古い建築物が残る街並が雰囲気たっぷり。新旧の調和がとれたフィンランド第3の都市です。そして2018年に“サウナ キャピタル”に任命されたことからもわかるように、20以上の公共サウナがあったり、スタイリッシュな最新サウナに話題が集まるなど、多彩な体験ができる“サウナな街”でもあるのです。

フィンランド最古の公共サウナ、ラヤポルティ・サウナ

レトロで可愛いこちらの建物は、1906年に開業したフィンランドで最も古いとされているパブリックのサウナ。地元の人々が日常的に通う社交場的な役割もあり、情緒あふれるスポットです。

ご覧のとおり、入口にはまるで銭湯の番台のようなフロントが。ここで料金を支払って、男性は向かって右の扉へ、女性は左の扉へ進みます。
男女別のサウナは、水着着用ではなく、裸でサウナ!  そしてサウナから外に出るときはタオルを巻いて・・・とかなりカジュアル。まさに、町の銭湯気分!

© Visit Tampere

ということで、ラヤポルティ・サウナの中をご紹介! ⇩

今どきの近代的なサウナもいいけれど、こういうローカルなサウナも体験してこそ、サウナの本質、そして奥深さをより知ることができるはず。

●Rajaportin Sauna
Pispalan valtatie 9, FI-33250 Tampere
TEL : +358・50・310・2611
http://www.rajaportinsauna.fi/index.ja.php


そのほかタンペレのおすすめスポット

【サウナレストラン・クーマ】

© Visit Tampere

タンメルコスキ川沿いに昨夏オープンしたばかりの、レストラン+公共サウナの複合施設 Saunaravintola Kuuma(サウナレストラン クーマ)。なかでも地元産の食材を使い、北欧らしい味にこだわった料理が話題のレストランは、気持ちのいいテラス席が人気。冬もストーブが用意されているので、絶景を眺めながらランチ、そしてディナーを楽しめます。

【フランシラ・オーガニック・ハーブ農園】

タンペレを訪れたら、ぜひ時間をつくって郊外の“フランシラの森”まで足を延ばして。ここは、日本にも熱烈なファンが多いオーガニックコスメFrantsila(フランシラ)のハーブガーデンがあり、この地で製品がつくられています。
敷地内の「フランシラ ウェルビーイングセンター」では、香水づくりなどハーブを使ったさまざまな体験や、ヨガやメディテーションなど心身を鍛えて癒やすためのワークアウトなども実施されていて、世界中から訪問者が絶えないそう。

農場から車ですぐの場所にある、ビーガンレストランとショップが併設されたFrantsila Kehäkukka(フランシラ・ケハクッカ) に立ち寄るのも忘れずに。フランシラのアイテムだけでなく、フィンランド土産も並んでいます。

Sauna Hopping 04 : Jyväskylä(ユヴァスキュラ)

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ヘルシンキから電車で3時間半、ユヴァス湖畔に広がるユヴァスキュラは中央フィンランド最大の都市。建築家アルヴァ・アアルトの多くの作品があることでも知られ、アアルトの美術館も観光客の目的地のひとつになっています。また、自然科学やスポーツサイエンスなどの分野で知られるユヴァスキュラ大学(写真上)があり、活気あふれる大学都市の一面も。
そんなユヴァスキュラは2015年に「サウナ・リージョン・オブ・ザ・ワールド」を宣言し、数々のサウナイベントを毎年開催するなどサウナカルチャーを牽引しています。昨秋には、世界中からサウナ関係者が集ったワールド・サウナ・フォーラムも開かれ、大いに盛り上がりました。

レヴォントゥリ・リゾートで大人の休日

© Revontuli Resort

取材班がユヴァスキュラで滞在したのは、美しい森に囲まれたイソ・ヴィルマス湖畔にあるレヴォントゥリ・リゾート。広大な敷地内には、おしゃれなキャビンや最新式のイグルー型コテージ、ヴィラが並び、フロントやレストランのあるメイン棟にはボーリング場などの娯楽設備も整っていて、ゲストが思い思いに楽しみ方を選べる極上リゾートです。

特に、プライベート感を堪能できるイグルー型コテージは、大自然との一体感を味わえるスペシャル空間。空と湖をひとり占めしているような贅沢な時間は、忘れられない想い出になること確実。⇩

さて、いよいよサウナへ。
こちらのリゾートでは、テントサウナ、スモークサウナ、電気サウナをハシゴするオーロラ・サウナトレイル体験ができます。

サウナ専門家のマーリア・アレンさんから、フィンランドサウナの歴史や伝統についてのレクチャーも。テーブルの上に並んでいるのは、サウナの熱から頭皮と髪を守るためのサウナキャップ。
マーリアさんは、ウィスキングを施してくれる“ウィスキングマスター”であり、いわばヒーラーのような役割も担っているのです。

ウィスキングとは――
サウナの中で、ヴィヒタと呼ばれる白樺の若い枝葉(白樺以外の木の枝が使われることもあり)の束を使い体を叩き、マッサージ効果のように血行を促進。ヒーリングとリラクゼーション効果も期待できるトリートメント。

水着に着替えてシャワーを浴び(髪や体を湿らせることで、サウナの熱から保護します)、スモークサウナ→ テントサウナで軽いヨガ → 電気サウナでウィスキングと続きます。

インテリアも料理もとても洗練されていて、大人女子も大満足できるレヴォントゥリ・リゾート。湖遊びが楽しい夏の避暑にも、スノーアクティビティ三昧できる冬も、どちらも魅力的なので、時季を問わずにぜひ訪れて欲しい場所です。

●Revontuli Resort
Revontulentie 1, 41500 Hankasalmi
TEL : +358・14・8448・200
https://www.revontuli.fi/en/


そのほかユヴァスキュラでおすすめのスポット

【ハルモーニ】

街の中心地にある人気レストラン、Harmooni(ハルモーニ)。元ハーモニウム工場をリノベーションしたユーゲントシュティール建築で、いくつものゲストルームを有する造り。ライ麦パンを添えたシーカ(白身魚)のスープ、北カレリア地方産のビーフなど、地産地消にこだわったメニューで味にも定評あり。おもてなし心にあふれるスタッフが、食事時間をより楽しいものに。

まだまだある!サウナのバリエーション

サウナを巡りながら4つの地方を紹介しましたが、ほかにもいろいろなサウナに出合いました。本当にサウナって奥深い!

今回乗ったサウナバス Härkätien Elämysporrasは、メール(info@pura.fi)での問い合わせも可能。

ハメーンリンナからタンペレに移動する際には、サウナバスに乗りました。大型観光バスの後ろ半分が、なんとサウナになっているのです! 水着にバスローブを羽織って乗り込み、車窓から変わりゆく景色を眺めながらのサウナ体験。そうとは知らずにバスを見かけた人は、きっと驚くことでしょう(笑)。

ユヴァスキュラ・ホテル・アルバで開かれていたポップアップサウナの展示会では、ボート型サウナの中でヨガを体験。インストラクターの指導を受けながら、座ったままで行われたリラックスヨガ。ゆっくりした動きでも、やはりサウナ内ですから、体はすぐにほっかほかに。

© Urpolan Kartano

まるで遊園地のアトラクションのようなバイキング船。こちらはハメーリンナにあるViking Sauna(バイキングサウナ)。レストランも併設されていて、貸し切りサウナパーティーもよく開かれるそう。エンタメ度の高い、こんなサウナもあるのです。


国連が発表する世界幸福度ランキングで1位に輝くフィンランド。心身のデトックスに効くサウナカルチャーも、幸福度のポイントアップに繋がっているように思います。体を温め、心を温め、ときに自身を見つめ、またあるときは空間を共に過ごす人と交流を楽しむ――あなたもぜひフィンランドのサウナで、そんな幸福体験を味わってください。

取材協力/
Visit Finland  https://www.visitfinland.com/ja/
Visit Tampere https://visittampere.fi/en/
Visit Jyväskylä https://visitjyvaskyla.fi/jp

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