健康的な未来のために。女性ホルモン低下を見逃さないで!

健康的な未来のために。女性ホルモン低下を見逃さないで!

アラサーともなってくると、今までまったく気にならなかった肌荒れやPMSなど、さまざまな不調が出てくるもの。女性特有のお悩みには女性ホルモンが関わ...

アラサーともなってくると、今までまったく気にならなかった肌荒れやPMSなど、さまざまな不調が出てくるもの。女性特有のお悩みには女性ホルモンが関わっていることも多いのです。ここでは、女性ホルモンに着目し、医学的見地から健康をサポートし続けているウィメンズヘルスクリニック東京 院長の浜中聡子先生にお話を伺いました。

女性ホルモン低下のサインとは?

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女性ホルモン低下の症状としてわかりやすいのは、肌のツヤが減り、細かいシワが出てくること。髪の毛もうねりや乾燥が出てきますし、シミや肝斑(かんぱん)にも、女性ホルモンの低下・変動が影響しています。

また、それだけではなく女性ホルモンの低下は骨粗しょう症やコレステロール高脂血症、動脈硬化に大きく影響します。生活習慣病の発症とまではいかなくても、代謝は落ちていきますから、脂肪がつきやすくもなります。特に、おヘソの下から太ももにかけての下半身につきやすくなるということがあげられます。

加齢によるホルモンの数値低下はどうしても避けられません。
ただ、急激なホルモンの低下や、自覚症状の出現を防ぎながら工夫することはできます。

無理なダイエットはホルモン分泌に悪影響

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ホルモンを分泌させるためには、ある程度安定的な体脂肪率があって、タンパク質を摂取していることが大切なので、過度に痩せすぎないこと。

そしてもっとも大切なのは、婦人科疾患を放置しないこと。
生理周期があまりにもばらついてしまっている、生理前・生理中の体調不良などの症状もホルモンバランスの悪化が関係しています。
少しでも気になるようなら、婦人科受診を視野にいれましょう。

ホルモンは食べ物だけではどうともしがたく、体質的なものもあり、婦人科疾患との密接な関係がありますから、よく医師と相談されるといいと思います。

ホルモン数値をはかってみよう!

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ホルモン数値は血液で測定でき、年齢や生理周期に対して多い・少ない、ということもわかります。

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2つがあります。
前者は妊娠・出産に、後者は女性らしい体つきをキープするのに欠かせないもの。

例えば、生理前にプロゲステロンの上昇が鈍い人は、イラついたりやたら甘いものが食べたくなったりしやすいですし、エストロゲンのピークが低いと、どよ~んと落ち込んだり、やる気がないとか、疲れやすくなりがちに。生理前の突発的なニキビもホルモンが影響していることもあります。

上記のようなPMSの症状は個人差が大きく、慢性化してしまうと日常生活においてもストレスが大きくなり、悪循環になってしまいます。ピルの処方で楽になったという人もいれば、ホルモン数値を測ることで、自分でもどういう状態なのか把握しやすくなり、気持ちの面で軽くなる人もいます。

余計なストレスをためないためにも、きちんと治療する、という意識を持ちましょう。がん検診だけではなく、子宮筋腫や内膜症、卵巣嚢腫がないかなども定期的に診ておくことをおすすめします。

自分の体は自分で管理していく、という意識を持つように心掛けることが、一番大切なことですね。

浜中聡子先生
医学博士。ウィメンズヘルスクリニック東京・院長。北里大学医学部卒業。米国抗加齢医学専門医、国際アンチエイジング医学会専門医、米国先端医療学会専門医など多数の資格を取得。女性ホルモンに着目し、心身ともに健康で充実した毎日を過ごすことができるよう、医学的見地からのサポートを行う。『髪をあきらめない人は、3つの生活習慣をもっている』(学研)など著書多数。

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